改善のための手引

数種類の錠剤

脊柱管狭窄症とは、背骨が変形し、その内部(脊柱管)が狭くなり、脊柱管を通る脊髄が圧迫される病気です。脊髄の神経や血管が圧迫されることによって、下半身の痛みやしびれが起こります。脊柱管狭窄症の原因の多くは、加齢による背骨(腰椎)の変形や、腰椎と腰椎の間の椎間板の変形です。日常生活で気をつけることは、腰椎に負担をかけないように、腰をひねる動きや、重い荷物を持ち上げる動きに注意することです。また、脊髄を圧迫しないようにするには、前かがみの姿勢が良いので、杖やカートを利用すると良いでしょう。ただし、同じ姿勢を長時間続けたり、運動しないのも、血行が悪くなって筋力が落ちるので、適度に運動したり姿勢を変えたりする必要があります。

脊柱管狭窄症の治療には、色々な方法があります。痛みを抑えるため、鎮痛剤を処方したり、湿布を貼ったりします。また、血行を促進する薬を処方したり、リハビリを行ったりします。痛みが強い時は、鎮痛と血行改善のため、狭窄部分に局所麻酔(神経ブロック注射)を行います。これらの治療で症状が改善されない場合には、手術を行います。脊髄を圧迫している出っ張った腰椎や靭帯を削って、脊柱管を広げる手術です。70代以上の高齢でも手術は可能で、二週間以内の入院で済みます。また、最新の脊柱管狭窄症の手術に、内視鏡下での手術があります。この場合、傷口も小さく、侵襲性も低く、入院も二日程度で済みます。高齢者への肉体への負担も少なくなります。